野沢菜のお漬物
というと、頭に浮かぶそのイメージは【 青い色をした野沢菜 】と思われる方がほとんどではないでしょうか。
もちろん野沢菜と聞いて青い野沢菜(俗称)を思い浮かべる方の方が多いのは事実です。
しかし実は古来より漬けられている野沢菜のお漬物にはもう一つ
【 茶色い色(または鼈甲色)をした野沢菜 】
もあるのです。
これは一般的に古漬けと呼ばれていますが、べつに古くなったものを漬けているわけではなく、溜まり醤油というものを使い漬け込まれたお漬物です。
ここで間違われる方もいるのですが、青=塩・茶=醤油ではありません。青い野沢菜漬けでも塩漬けタイプと白醤油漬けタイプが存在します。
反対に茶色い野沢菜漬けは醤油漬け(溜まり醤油も含む)となります。
実は市販されている多くの青い野沢菜漬けは醤油漬け(白醤油)が多く、塩漬けの青い野沢菜漬けは各家庭で漬け込んだお漬物くらいなのです。
また、青い野沢菜漬けに比べて溜まり醤油で漬ける茶色い野沢菜漬けは手間暇もかかり、一般家庭で漬けることはほとんどありません。
この醤油漬けの野沢菜は意外と手が掛かり、溜まり醤油などの調味料も高いため商品単価が上がります。しかし塩漬けなどに比べて比較的長めの保存が出来るのも醤油漬けの特徴です。
醤油漬けの野沢菜は口当たりもやさしく、一度召し上がっていただければクセになることと思います。
滝屋本店ではもちろん醤油漬けの野沢菜も取り扱っております。
お茶うけや食事時の箸休めとしての一品などに是非お勧めです